成行注文のメリット・デメリット

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FX成行注文のメリット・デメリット

成行注文(なりゆきちゅうもん)とは現時点での価格で売買する注文のことです。

 

FX会社の管理画面で為替レートが表示されていると思いますが、そのレートで今すぐに取引したい場合に有効な注文方法になります。数ある注文種類の中でも約定スピード力に優れていて、トレンドに応じたチャンスを逃しにくいのが特徴的になります。FX初心者の注文において1回は試しておきたいスタンダードタイプになります。

 

なお、FX会社によってはmarket order(マーケットオーダー)、プライスオーダー、ストリーミング注文、リアルタイムトレード、クイックトレードと呼称されるケースもありますが、基本的には同じ意味として使われています。

 

このページでは成り行き注文のメリット・デメリットの特徴を徹底分析して伝えていきたいと思いますので、特に初めてトレードする方はチェックしておいてくださいませ。

 

 

成り行き注文は「FX」と「株式投資」で違いはある?

 

FXの成り行き注文は株式投資と概ね一緒の意味合いを持ちますが、若干の違いがありますので、覚えておきましょう。

 

既に株式投資でトレード経験のある方であれば馴染みのある用語だと思います。但し、株取引のままの知識でFXにおける成り行き注文をするのは危険です。

 

ポイントになるのは株式投資は買い注文に限定されていますが、FXは買い注文と売り注文の両方の選択肢があります。

 

つまり、株式投資を経験されている方や買いの成り行き注文のやり方は分かっているのですが、売りの成り行き注文については初心者であるということになります。

 

但し、大筋は一緒の流れになりますので、それほど深く構える必要はありません。数回程度トレードすれば慣れると思いますが、今までになかった「売り注文」に戸惑うケースもあるでしょう。

 

ココで簡単に売り注文についてお浚いをしておきましょう。

 

FX売り注文の基礎知識

 

*米ドル/円

 

買いから入る場合で稼ぐには円高で買って、円安で売る

 

簡単に言えば米ドル/円の為替レートが100円の時に買って、120になった時に売ると差額を稼ぐことができますね。

 

売りから入る場合で稼ぐには円安で売って、円高で買い戻す

 

簡単に言えば米ドル/円の為替レートが120円の時に売って、100になった時に買い戻すと差額を稼ぐことができますね。

 

株取引はFXの買いから利益を出すパターンと一緒の原理です。

 

例えば株価100円で買って、株価120円になった時に売れば差額が利益になりますね。

 

しかし、株には売りから入る取引が基本的にありません。そもそも、株歴が長い人にとって「売りからスタート」する取引が上手に理解しにくいみたいですので、実践を積んで慣れていきましょう。

 

成り行き注文のメリット・魅力とは?

 

  1. シンプルで分かりやすい注文
  2. 基本的に必ず約定する
  3. 値動きを確認して、臨機応変に注文しやすい
  4. すぐに約定するから緊急性に優れている

 

まず最初にFX初心者に成行注文がおすすめされている例が多いのはシンプルであるということが多いと思います。単純に現在の為替レートで買いたい・売りたいの欲求を満たしてくれますからね。つまりは取引値を成り行きで任せることになります。

 

また、スピード力もありますので、ニュースや最新情報が緊急で入った場合の取引においてもメリットを発揮してくれるはずです。

 

成り行き注文のデメリット・注意点

 

良いことばかりだけではなく、弱点もありますので、知った上で上手に活用しましょう。

 

  1. 「買値」「売値」の為替レートを指定できない
  2. 相場の変動が激しい場合は1円動くことも

 

ポイントになるのは自分の目視した為替レートで必ず約定できる訳ではないという点になります。つまり、注文した時点の為替レートと約定した為替レートに違いが出る場合があるのです。

 

大変動の時などは米ドル/円のケースですと、100円で買い注文をしたつもりが101円で約定される例もあるということです。リスクや注意点を踏まえて活用しましょう。

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