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FX、OCO(オーシーオー)注文のメリット・デメリット
OCO(オーシーオー)注文とは一度に2つの新規注文又は決済注文を出すことができ、どちらか1つが約定すればもう片方は取り消しになる条件型の注文方法の1つになります。
2つの注文については指値注文と逆指値注文のどちらでも対応することができます。というか指値注文と逆指値注文を同時に出すのが一般的になります。
FXトレーダーの考え方にもよりますが、決済注文で利益確定(指値注文)と損失限定(逆指値注文)を出す例が多いですね。
また、「新規注文でポジションを持っている」場合でも「既にポジションを持っている」状況においても上手に活用することができますので、FX(外国為替証拠金取引)をするのであれば絶対に覚えておきたいところではありますね。
初心者にとっては若干馴染みにくい仕組みになっていますが、上級者クラスになると結構使っているFXトレーダーは多いので、徐々に慣れていくことをおすすめします。
FX、OCO(オーシーオー)注文の流れ・手順
*米/円為替レート115円の例
- 114円で買い指値注文
- 為替レートが114円になる
- 114円で約定(ポジション確保)
- OCO注文で116円で売りの利益確定注文、112円で売りの損失限定注文
- 為替レートが116円になる
- 利益確定注文により116円で約定
- 112円の損切り注文は取り消し(キャンセル)
上記のような流れをチェックすれば具体的なイメージを持ちやすいと思います。
また、114円で買いのポジションを持ち、その後上昇トレンドになって130円にレートが変動した場合、135円の指値注文と125円の逆指値(ストップロス)注文を出すようなどちらに転んでも利益確定するやり方もあります。
できれば135円まで上昇するのが理想的ですが、最低でも125円で売ることができれば最低限の利益を確保することができますからね。
また、その逆のパターンもあります。114円で買いのポジションを持ち、その後下降トレンドへ・・・まさかの100円に為替レートが変動した場合、105円の指値注文と95円の逆指値注文を同時に出して損失を限定させることも可能になります。確かにどちらで約定をしても損切りということになるのですが、ある程度は限定することができます。逆指値注文はいくらまで耐えきれるか?ということがポイントになるでしょう。
FX、OCO注文のメリット・デメリット
- 利益と損失の自分ルールを決めやすい
- 様々なバリエーションの使い方がある
デメリット・注意点
- 実践を積まないと完全に理解しにくい
- IFO注文の方が利便性に優れている
個人的にはFX取引でOCO注文を使うならIFO注文でいいのかな?と思います。両方とも条件型の注文になりますので、忙しい方でも自動売買でトレードすることができます。
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