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FX、IFD(イフダン)注文のメリット・デメリット
IFD(イフダン)注文とは一度に「買い」と「売り」の2つの支持を出すFXトレードにおける人気のセット型注文になります。
ちなみにIFD=if Done(イフダン)の略語になります。
簡単に言えば「新規注文」と「決済注文」をペアで出すことができます。一見すると高度なテクニック取引で難しいイメージを持たれる方もいるみたいですが、実はFX初心者に適している注文種類の1つになりますので、初めてトレードをする方についても実践で使うつもりで覚えておくといいでしょう。簡単なステップとしては下記の通りになります。
IFD注文の流れ・手順一覧
- 新規注文の為替レートを決める
- 決済注文の為替レートを決める
- 希望の為替レートになったら新規注文約定
- 2つ目の決済注文が有効になる
- 希望の為替レートになったら決済注文約定
FX初心者向けにさらに分かりやすく伝えると下記の通りになります。
※【具体例】米ドル/円の為替レートが120円の場合
①新規注文115円でドルを買う注文(新規注文)を出す
②買い注文と同時に125円で売り注文(決済注文)を出す
③為替レートが115円になって新規注文約定
④125円の売り注文が有効になる
⑤為替レートが125円になって決済注文約定
主に5つのステップになります。まず最初に決めるべきことは新規注文と決済注文の値を決めることです。
米ドル/円為替レートのケースであれば一般的に多いのは円高で安く買う、円安で高く売るために有効な指値注文になりますが、円安で高く買う、円高で安く売る時に便利な逆指値注文の両方を組み合わせることも可能です。なお、IFD(イフダン)注文には「損失限定オーダー」と「利益確定オーダー」の2種類ありますので、状況に応じて上手に使い分けると良いでしょう。
損失限定オーダー型の例
例えば米ドル/円為替レート120円が119円になったら指値注文で購入、118円になったら逆指値注文で売却するタイプになります。この場合は損質を負うことになるのですが、逆の発送で考えると損失を限定することができます。(ストップロス注文)
もちろん、大幅な為替変動によって約定できない例外もありますが、上記のケースであれば1円に損失を抑えることができます。
また、新規注文と決済注文を両方とも逆指値注文することも可能です。
例えば米ドル/円為替レート120円が121円になったら逆指値注文で購入、120円になったら逆指値注文で売却のケースです。一見すると「これって損する可能性高いよね?」、「目的は一体何?」と思われるかもしれないのですが、
買い・売りを逆指値イフダン注文をする意味は121円になったら上昇トレンドになると予想する。それに外れたら下降トレンドになると予想して、損失を最小限に食い止めるために120円で決済する。というような目的になります。
この両方逆指値をするパターンは少し難しいのでFX初心者の方は少し慣れてからでいいと思います。
利益確定オーダー型の例
こちらはIFD(イフダン)注文のスタンダードな方法です。
例えば米ドル/円為替レート120円が119円になったら指値注文で購入、120円になったら指値注文で売却するタイプになります。こちらは一般的なFXで稼ぐための「安く買って、高く売る」という分かりやすいパターンになります。
続いては逆指値注文と指値注文を組み合わせたIFD注文の利益確定オーダーを紹介します。
例えば米ドル/円為替レート120円が121円になったら逆指値注文で購入、122円になったら指値注文で売却するタイプになります。こちらは121円になれば122円まで上昇トレンドになるだろうと予測して稼ぐ方法になります。
IFD(イフダン)注文のメリット・デメリットまとめ
メリット一覧
- 値動きを予想して自動売買できる
- 利益確定・損切りの両方が可能
予想通りに為替相場が動いてくれれば何もする必要はなく、自動売買になりますので、単純に楽ですね。
また、利益確定型のケースも損失限定型のケースも予め金額を決めておくことができるのはメリットでしょう。
デメリット一覧
- 利益確定型の場合、損切りが遅れるケースも
- 損失限定型の場合、利益確定を見逃すケースも
予想に反した為替相場に変動した場合は結構厄介です。予想通り動けば自動売買形式になるのですが、違った方向に動いた場合は損切り、利益確定のタイミングを自分で見極める必要があります。
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